麻生太郎氏は総理経験者として知られていますが、実はその家系図がとんでもなく豪華なことで有名です。
祖父は戦後日本の礎を築いた元総理、曾祖父は維新三傑のひとり。
さらに皇族とのつながりまであるという驚きの血筋です。
この記事では、その華麗な麻生氏の家系図についてまとめていきます。

麻生太郎の家系図がすごすぎる!

「ロイヤルすぎる政治家」とも称される麻生太郎氏。
では、実際にどのような人物たちと血縁関係があるのでしょうか?
祖父は戦後日本の立役者・吉田茂

麻生太郎氏の祖父は、第45・48・49・50・51代内閣総理大臣を務めた吉田茂氏。

戦後の日本を立て直し、国際社会への復帰を導いた名政治家として知られています。
吉田氏はGHQとの交渉を担い、サンフランシスコ講和条約の締結に尽力しました。
曾祖父は「維新三傑」の大久保利通

さらにさかのぼると、麻生氏の高祖父(母方の母方)にあたるのが、大久保利通です。

西郷隆盛・木戸孝允と並び称される「維新三傑」の一人で、内務卿として近代日本の制度基盤を築いた中心人物でした。
他にも牧野伸顕、三島通庸など歴史的人物がずらり

大久保利通の息子であり、麻生氏の曾祖父にあたる牧野伸顕氏は、外務大臣や内務大臣を歴任。

さらに、福島・栃木県令や警視総監を務めた三島通庸氏なども血縁者です。

日本の近代史に名を残す顔ぶれが一族に揃っているのは驚きです。

麻生太郎氏が発する重厚な言葉や政治センスには、歴史を動かした先祖たちの影響が脈々と受け継がれているように感じられます。
麻生太郎の母・和子はワースト・レディ?


麻生太郎氏の母・和子さんは、祖父・吉田茂氏の三女として生まれました。
一見すると「お嬢様育ち」な印象ですが、実は政界でも恐れられた存在。
そんな和子さんの驚きのエピソードを見ていきましょう。
吉田茂の後妻の代わりにファーストレディとして活躍


和子さんは若い頃、駐英大使だった父・吉田茂氏の元で留学し、洗練された教養と語学力を身に付けました。
戦後、母・雪子さんの死後は父の外遊に同行することが多くなり、事実上のファーストレディとして活動。
各国の要人との交流では抜群の気品と知性を発揮し、父の政治活動を支えました。
「淀君」「女太閤」と恐れられた政治的存在感


父・吉田茂氏がワンマン宰相と呼ばれる一方で、和子さんもまた政界で「和子詣で」と言われるほどの影響力を持っていたとされます。
和子に気に入られなければ首相に意見もできない…そんな噂もあったほどです。
その存在感から「淀君」「女太閤」と揶揄されたこともありましたが、それだけ周囲が一目置く存在だった証とも言えるでしょう。



麻生太郎氏の「言うべきことは言う」姿勢には、強い母の背中を見て育ったことが深く影響しているのかもしれませんね。
麻生太郎の父・麻生太賀吉


麻生太郎氏の父親は麻生太賀吉氏です。
麻生氏の政治家としての基盤には、父・麻生太賀吉氏の存在が大きく関わっています。
財界と政界、両方で名を馳せた太賀吉氏のキャリアを振り返ってみましょう。
筑豊の石炭王・麻生太吉の孫


麻生太賀吉氏の祖父は、明治時代に「筑豊の石炭王」と呼ばれた麻生太吉氏。
この麻生家の礎を築いた人物から受け継いだ財と影響力を背景に、太賀吉氏もまた実業界で頭角を現しました。
九州帝国大学で学んだ後、麻生鉱業や麻生セメントの経営を担い、九州経済の成長に大きく貢献しました。
吉田茂の娘婿として政財界の架け橋に


ロンドン留学中に外交官だった吉田茂の三女・和子さんと知り合い、1938年に結婚。
この結婚を機に、政界との縁も深まり、麻生セメント会長を務める傍ら、衆議院議員としても活動しました。
カトリック信者としても知られ、吉田茂との思想的な親和性も高かったようです。



麻生太郎氏が“財界も政界もわかる政治家”として一目置かれるのは、実業家と政治家の両面で活躍した父の影響が色濃いからだと思われます。
麻生太郎の妹はなんと寛仁親王妃・信子さま
麻生太郎氏の家系図を語るうえで欠かせないのが、実妹・信子さまの存在です。


信子さまは、1980年に三笠宮寛仁親王とご成婚され、「寬仁親王妃信子」として皇室の一員となられました。


寛仁親王は、昭和天皇の弟・三笠宮崇仁親王の長男であり、独特の風貌と発言から「ヒゲの殿下」として国民にも親しまれた存在。
麻生家と皇室の縁がここで明確につながるのです。
信子さまと寛仁親王の間には、彬子女王・瑶子女王というお二人の皇族女性が生まれています。


このため、麻生太郎氏は「皇族の伯父」という立場でもあるのです。
さらに系図をたどると、現在の天皇陛下とも遠縁の親戚関係にあたるとも言われており、まさに血筋の頂点とも言える存在です。



政治家であると同時に皇室と近しい親族でもある麻生太郎さんは、日本の「政と礼」をまたぐ、極めて特異な存在だといえますね!
麻生太郎の義父・鈴木善幸も元総理!


麻生太郎氏の家系図における“豪華さ”は、実家だけにとどまりません。
結婚により、またひとつ「総理」の血筋を取り込むことになりました。


麻生太郎氏の妻・ちか子さんは、第70代内閣総理大臣・鈴木善幸氏の三女にあたります。


1983年に結婚後は、麻生グループの企業役員としても辣腕を振るい、現在は「株式会社麻生」の取締役を務めています。
実業家としての顔を持ちながら、政治家の妻としても長年にわたり夫を支えてきました。
また、ちか子夫人の実弟であり、麻生氏の義理の弟にあたるのが、衆議院議員・鈴木俊一氏です。


かつては環境大臣や財務大臣を歴任した政権中枢を支える存在でもあります。
つまり、麻生氏は「自分の妻の弟」と政治の最前線で共に働いているという、なんとも濃密な政界の親戚ネットワークを構築しているのです。



政界の麻生一族が「鉄壁の布陣」って言われるのは、強力な親戚があるからなんですね。
麻生太郎の後継者候補の子ども
麻生太郎氏は政治家としてのキャリアだけでなく次の世代、つまり後継者にも注目が集まっています。
その理由は、長男・長女ともに優れた経歴を持ち、将来の政界進出が取り沙汰されているからです。
長男・将豊は実業界の第一線で活躍中


長男・麻生将豊(まさひろ)氏は、慶應義塾大学を卒業後、麻生グループの中心企業「麻生商事」の社長に就任。
2023年には「日本青年会議所(JCI)」の会頭にも選出され、若きリーダーとして存在感を発揮しています。
この会頭就任をきっかけに「次は政界入りか?」と噂されるようになりました。


長女・彩子はモデル出身で国際派ママに


一方、長女の麻生彩子さんは、モデルとして活動した後にイギリスへ留学。
名門オークションハウス「クリスティーズ」に勤務するなど、アートと国際ビジネスの世界でキャリアを積みました。
現在はフランス人の夫と結婚し、海外で子育てに励む生活を送っています。



麻生さんの後継者、普通に考えたら息子っぽいけど、そこを覆してくるのが麻生さんですよね。
麻生太郎の家系図は遠縁まで華麗
麻生太郎氏の家系図がすごいのは、直系の先祖や親族だけではありません。
実は、はとこや遠縁にあたる人物にも著名な政治家や皇族が多数名を連ねており、その“血の広がり”に圧倒されます。
はとこに武見敬三議員


参議院議員で元厚生労働大臣の武見敬三氏は、麻生太郎氏の「はとこ」にあたります。


両者の共通の先祖は、大久保利通。
武見氏の母・英子さんの父親は子爵・秋月種英で、こちらも由緒ある家柄です。


子爵(ししゃく)とは、近代日本で用いられた爵位(五爵)の第4位。
さらに、麻生太郎氏の弟・泰さんの妻が武見敬三氏の姉・和子さんであるため、姻戚関係としてもつながっています。
岸田文雄・安倍晋三とも血縁関係?
麻生家の血筋はさらに拡大し、岸田文雄首相や故・安倍晋三元首相とも遠縁の親戚関係にあるとされています。
【麻生家と岸田家】


【麻生家と安倍家】


家系図をたどると、共通の先祖や親戚がどこかでつながっており、「政界の名門一族は実は親戚だった」という話が現実味を帯びてくるのです。



麻生太郎氏の影響力が政界の中核とされる理由には、こうした遠縁にまで広がるネットワークの厚さが確実に関係しているはずですね。
麻生太郎の家系図でよくあるQ&A集
麻生太郎氏の家系図を調べると、驚きの名前や関係性が次々と出てきます。
ここでは、特に気になるポイントをQ&A形式でまとめました。
- 麻生太郎の祖父は誰ですか?
-
吉田茂氏です。戦後日本の復興をリードした総理大臣であり、教科書にも載る歴史的人物です。
麻生氏の母・和子さんは吉田茂の三女にあたります。 - 皇族と親戚なのは本当?
-
本当です。麻生氏の妹・信子さんは三笠宮家の寛仁親王と結婚しており、「寛仁親王妃信子」として皇室の一員になっています。
そのため、麻生氏は皇族の“兄”という立場になります。 - 麻生太郎の父は政治家でしたか?
-
はい、父・麻生太賀吉氏は衆議院議員として活動していました。
同時に、実業界でも「麻生セメント」などを率い、筑豊地域の経済を支えた実力者です。 - 麻生太郎の子どもは政治家になる?
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現時点では未定ですが、長男・麻生将豊氏は「日本青年会議所」の会頭を務めるなど、政界入りを予感させる動きが注目されています。
将来的に“世襲”での立候補も期待されています。 - 遠縁には誰がいますか?
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はとこには参議院議員の武見敬三氏がいます。さらに家系をたどると、安倍晋三氏や岸田文雄首相とも血縁関係にあるとされています。
「政界はみんな親戚説」が現実味を帯びてくる一族です
まとめ
麻生太郎氏の家系図について、お伝えしました。
家系図をたどると、吉田茂・大久保利通といった歴史的偉人から、現職大臣や皇族にまで連なる驚きの血筋が浮かび上がります。
父は実業界の重鎮、母は女太閤とも恐れられた政界の黒幕、妹は皇族という圧巻の構成。
まさに生まれながらのエリートである麻生太郎氏が、日本政治の中心で長く活躍してきたのは偶然ではありません。
これほどまでに血筋の重みを感じる政治家は、そう多くないでしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。




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