沖縄県知事の玉城デニー氏について、「中国の犬」「中国籍」といった言葉を目にして気になった方もいるのではないでしょうか。
玉城氏が中国籍だとする根拠のある情報はありませんが、中国に関する発言や訪中時の行動がたびたび注目を集めています。
尖閣諸島や一帯一路、台湾周辺での中国軍演習をめぐる発言が、なぜ批判につながったのでしょうか。
この記事では、玉城氏の国籍や家族について確認しながら、「中国寄り」と言われる理由を整理します。

玉城デニーのプロフィール

名前:玉城 デニー(たまき でにー)
本名:玉城 康裕(たまき やすひろ)
生年月日:1959年10月13日
出身地:沖縄県与那城村(現うるま市)
最終学歴:上智社会福祉専門学校
前職:タレント
本名は玉城康裕(たまき やすひろ)で、アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれました。
タレントや沖縄市議会議員、衆議院議員を経て、2018年に沖縄県知事に初当選しています。
玉城デニーは日本国籍

玉城デニー氏は1959年、沖縄県与那城村(現うるま市)に、ハーフとして生まれました。
- 父親:米軍基地に駐留していた米兵
- 母親:伊江島出身の日本人
生まれた時の名前は「デニス」で、アメリカへの渡航を前提に付けられたものです。
しかし、父親は玉城氏が生まれる前に帰国してしまいました。
その後、小学4年生の時に家庭裁判所に申し出て「康裕(やすひろ)」に改名しています。
つまり現在、「玉城デニー」という名前は本名ではありません。
政治家としての活動名であり、子供の頃からの愛称「デニー」を使用しているのです。
玉城氏の国籍について、さまざまな憶測が飛び交っていますが、国籍は日本です。
玉城デニーは中国の犬?

玉城デニーさんは生まれてからずっと日本で暮らし、日本の教育を受けて育ちました。
しかし近年、玉城さんは「中国の犬」という批判を受けることが増えています。
その背景には、中国に対する玉城さんの発言や行動があるのです。
- 尖閣諸島周辺で中国船による追尾事件での発言
- 中国の一帯一路構想での提案
- 北京の宴席でカチャーシーを踊る
- 中国軍の軍事演習をめぐる発言
詳しく見ていきましょう。
尖閣諸島周辺で中国公船が漁船に接近した際の発言

2019年5月、尖閣諸島周辺で中国公船による追尾事件が発生しました。
尖閣諸島周辺で中国公船が石垣市の漁船に接近したことをめぐり、玉城氏の発言が議論を呼びました。

中国公船がパトロールしているので故意に刺激することは控えなければならない
この発言に対し、石垣市議会からは「日本の領域内で漁労することが、なぜ中国を刺激することになるのか」と反発が起こりました。
石垣市議会は即座に抗議決議を可決し、玉城氏は発言を撤回することになります。
中国の一帯一路構想

さらに、中国の一帯一路構想への姿勢も問題視されています。
一帯一路構想とは、中国が2013年に提唱した巨大な経済圏構想
2019年4月、玉城氏は中国の胡春華副首相と会談しました。
その際、

日本の出入り口として沖縄を活用してほしい
と提案したのです。
一帯一路をめぐっては、中国の影響力拡大につながるとの警戒もあるため、玉城氏の提案に注目が集まりました。
北京の宴席でカチャーシー

特に2023年は、中国との関係がより注目を集めることになりました。
2023年7月の訪中では、清朝時代の琉球関係者の墓地を訪れました。
北京では、現地の沖縄県人会との交流会でカチャーシーを踊る様子がSNSで拡散され、批判的なコメントが相次ぎました。
玉城氏は、現地で暮らす県出身者らを激励し、学生の卒業を祝う意味などを込めて踊ったと説明しています。
中国軍の台湾周辺演習をめぐる発言

22024年5月、中国軍が台湾周辺で大規模な軍事演習を行った際、玉城氏の発言が議論を呼びました。
玉城氏は演習について「中国の安全を確保する観点で行われている」「中国内の判断と思う」と述べる一方、地域の不安定化を招かないよう慎重に行われるべきだとの考えも示しました。
中国軍が台湾を取り囲む形で演習を行っていた時期だったことから、SNSなどでは「中国側に配慮しすぎているのではないか」と批判する声も上がりました。
こうした発言や訪中時の行動を取り上げ、玉城氏の対中姿勢を批判する声がSNSなどで見られるようになりました。
専門家からは「中国の沖縄帰属論を盛り上げる材料になりかねない」との指摘も出ています。
一方、玉城氏を「沖縄独立」と結びつける情報については、過去にも発言の一部を切り取った投稿が拡散し、玉城氏側がデマだと否定したケースがあります。
こうした状況から国籍をめぐる憶測も生まれましたが、根拠はなく事実ではありません。
玉城デニーは中国寄りなの?国籍と発言をめぐる疑問をQ&Aで整理
玉城デニー氏について検索すると、「中国の犬」「中国籍」「親中」といった言葉が出てくることがあります。
ここでは、国籍や中国をめぐる発言について、気になる疑問を簡潔に整理します。
まとめ
玉城デニー氏が中国籍だとする根拠のある情報はなく、「中国の犬」という言葉も玉城氏の対中姿勢を批判する際に使われている表現です。
一方で、尖閣諸島をめぐる発言や一帯一路への提案、訪中、台湾周辺での中国軍演習についての発言が議論を呼んだことは事実です。
中国との交流を重視する姿勢を「地域外交」と見る声がある一方、安全保障を重視する立場から批判されることもあります。
国籍に関する憶測と実際の発言・行動を分けて見ることで、「中国寄り」と言われる理由も整理しやすくなります。

