愛知県知事を務める大村秀章氏。
幼少期のある出来事が大村氏の人生を大きく変えることになります。
今回は、大村氏の学歴や経歴についてまとめていきます。
- 大村秀章氏の基本プロフィール
- 幼少期に起きた人生の転機ともいえる事故と中学でのいじめ背景
- 地元小中学校〜東大法学部までの学歴と、早くから決めていた将来の目標
- 農林水産省から始まる官僚キャリアと、政治家転身のきっかけ
- 衆議院議員としての経歴
- 愛知県知事としての取り組み
- 党を離れてでも貫いた政治姿勢と、現在4期目の県政運営
どれかひとつでも気になった方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!

大村秀章のプロフィール

名前:大村 秀章(おおむら ひであき)
生年月日:1960年3月9日
出身地:愛知県碧南市
身長:168cm
血液型:A型
最終学歴:東京大学法学部
前職:農林水産省職員・内閣府副大臣
趣味:読書、スポーツ(アメフト経験者、現在はサッカー)
大村秀章氏は1960年3月9日、愛知県碧南市で生まれました。
父は大工、母は農業を営む一般家庭の3番目の子として育ちます。
1987年、農林水産省在籍時に神奈川県出身の史子さんと結婚。
現在は一男三女の4人の子に恵まれた家庭を築いています。
家族と共に安城市篠目町に在住。
公私ともに多忙な中でも、家族との時間を大切にしており、特に子育て支援には力を入れた政策を打ち出しています。
大村秀章の学歴

大村秀章氏の学歴は、下記のとおりです。
小学校:碧南市立鷲塚小学校
中学校:碧南市立東中学校
高校:愛知県立西尾高等学校
大学:東京大学法学部
ここからは、それぞれの時期を整理していきます。
碧南市立鷲塚小学校

大村氏は、碧南市立鷲塚小学校の出身です。
碧南市立鷲塚小学校は、愛知県碧南市旭町にある公立小学校で、歴史ある学校でありながら、地域に根ざした教育活動を行っています。
この学校では、夏場にプールの授業が盛んに行われています。
水泳の技術だけでなく、水に対する安全な行動についても学びます。
まためだかの飼育を通して、命の大切さや自然への関心を育んでいるそうです。

自然や命の教育に触れた原体験が、後の農水省でのキャリアにも繋がったように感じられます。
碧南市立東中学校

大村氏は、碧南市立東中学校を卒業しています。
中学時代には、いじめに遭っていました。
2歳になる前に、近所の犬に顔をかまれるという不運に見舞われました。
この事故により、顔中が縫い目だらけという大きな傷跡が残ってしまいました。
それにより、「フランケン」と呼ばれ、いじめの対象にもなりました。
しかし大村氏は、その苦しみを勉強に打ち込むことで乗り越えていきます。

逆境を学びの力に変えた点が、大村氏の強い意志を形成した大事な基盤になっています。
愛知県立西尾高校

中学校卒業後、愛知県立西尾高校に進学します。
西尾高校は県内でも指折りの進学校として知られていました。
高校時代から、彼は周囲に

東京大学に進学して官僚になり、その後政治家を目指す
と語っていたそうです。
同級生の証言によると、すでにその頃から将来の進路を明確に決めていたとのことです。

早くから進路を言語化し、周囲に公言した行動力は、後の政治決断の強さにも直結しています。
東京大学法学部

1978年、その夢の第一歩として東京大学法学部への入学を果たします。
偏差値67.5を誇る同学部では、憲法や刑法といった基本法に加え、独占禁止法などの専門法も学びました。
また、政治学や経済学など幅広い分野を学ぶことで、将来の行政官としての基礎を築いていきます。
卒業時に法学士の称号も得ました。

法学だけでなく政治学や経済学まで広く学んだ経験が、官僚→政治家というキャリアの軸を支えています。
大村秀章の経歴

大村秀章氏の経歴は
1982年:農林水産省 入省
1988年:徳島市ニューフロンティア推進部長兼理事
1991年:農林水産省経済局農業協同組合課課長補佐
1993年:食糧庁企画課課長補佐(総括)
1996年:衆議院議員 初当選(比例復活)
2000年:衆議院議員 2期目当選
2001年:経済産業大臣政務官(第1次小泉内閣)
2002年:内閣府大臣政務官
2003年:衆議院議員 3期目当選
2005年:衆議院議員 4期目当選
2006年:内閣府副大臣
2008年:厚生労働副大臣
2009年:衆議院議員 5期目当選(比例復活)
2011年:愛知県知事 初当選
2015年:愛知県知事 2期目当選
2019年:愛知県知事 3期目当選
2023年:愛知県知事 4期目当選
となります。
詳しく見ていきます。
農林水産省

1982年に東京大学を卒業後、農林水産省に入省しました。
官僚としてのキャリアをスタートさせた大村氏は、着実にステップアップを重ねていきます。
1988年には徳島市ニューフロンティア推進部長兼理事に就任します。
その後、農林水産省経済局農業協同組合課課長補佐、食糧庁企画課課長補佐を歴任しました。

多岐にわたる部署経験が、大村氏の「農業×産業×行政」という複眼的な政策視点を作っている印象です。
衆議院議員

1995年、大村氏の人生に大きな転機が訪れます。
当時の安城市長・杉浦正行さんから衆議院議員選挙への出馬を要請されたのです。
この要請に対し、妻からは三日三晩泣かれるほどの猛反対を受けました。
それでも政治家への夢を諦めきれず、立候補を決意します。
1996年の選挙では新進党の島聡氏に敗れるものの、比例復活で初当選を果たしました。
小泉純一郎内閣では経済産業大臣政務官を務めます。
その後も内閣府大臣政務官、内閣府副大臣などの要職を歴任しました。
2000年、2003年、2005年の衆院選では小選挙区で連続当選を果たします。
しかし2009年の選挙では民主党新人の大西健介氏に敗れ、比例復活での当選となりました。

家族の反対を押し切ってでも挑んだ転身は、大村氏の情熱と政治家としての覚悟を象徴しています。
愛知県知事

2010年、名古屋市長の河村たかし氏から愛知県知事選への出馬を要請されます。
この決断は自民党との決別を意味していました。
党の反対を押し切って出馬を決意した大村氏は、除名処分を受けることになります。
2011年2月の知事選では、史上2番目となる150万票超を獲得して当選しました。
知事就任後は、ジブリパークの誘致や国際展示場の整備など、大型プロジェクトを次々と実現。
2024年にはスタートアップ支援拠点「STATION Ai」を開設しました。
2026年のアジア競技大会の開催も決定し、愛知の国際的な地位向上に貢献しています。
2023年には4期目の当選を果たし、現在も精力的に県政運営に当たっています。

大型事業を次々と実現できた背景には、官僚時代に培った実務力と調整力がそのまま活きています。
大村秀章氏の学歴・経歴に関するQ&A
大村秀章氏は、幼少期の大きなケガを乗り越え、東大法学部から政治の道へ進んだ人物です。
ただ、家庭のことや学歴の背景については知られていない部分も多いはず。
ここでは、読者が特に知りたいポイントをQ&A形式で整理しました。
まとめ
愛知県知事の大村秀章氏の学歴や経歴についてお伝えしました。
幼少期のつらい経験を乗り越え、夢に向かって突き進んできた大村さん。
その半生は、逆境に負けない強さと信念の大切さを教えてくれます。
4期目を迎えた現在も、愛知県の発展に向けて新たな挑戦を続けています。
今後も愛知県のリーダーとして、さらなる活躍が期待されていますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

