元SPEEDのメンバーであり、現在は参議院議員としても活動する今井絵理子氏。
実は、今井氏の息子・礼夢(らいむ)さんがネット上では「自閉症ではないか?」と話題になっています。
「発達障害なの?」「聴覚障害だけじゃないの?」と疑問を持つ方も多いようです。
この記事では、自閉症というワードが出回った背景や真偽、そして息子の現在の活動についてまとめていきます。

今井絵理子の息子は自閉症?

そもそも、なぜ「今井絵理子の息子は自閉症」という噂が広まったのでしょうか?
これは、彼女がテレビやブログを通じて息子の障害について公表した際に、
2004年に誕生した礼夢くんは、生後3日目の聴覚スクリーニングで「高度感音性難聴」と診断されています。
これは耳の中枢神経に原因がある先天的な聴力障害であり、自閉症や発達障害とは医学的に異なるものです。
にもかかわらず、「音が聞こえない=言葉の発達が遅れる=自閉症なのでは?」という、誤解にもとづいた連想がネット上で広がっていきました。
また、当時のテレビ番組などで礼夢くんの姿を見た視聴者が、

表情が少ない



リアクションが薄い
などと感じたことも、そうした噂に拍車をかけた可能性があります。



目に見えにくい障害に対して、根拠のない噂が生まれやすいのは、残念ながらネット社会の常だよね…
今井絵理子の息子が実際に診断されたのは「高度感音性難聴」


これは音を脳に伝える神経の働きに障害がある状態で、生まれつき耳がほとんど聞こえない、あるいはまったく聞こえないケースも多いとされています。
礼夢くんの聴覚障害は、生後わずか3日目に行われた新生児スクリーニング検査で判明しました。
これはかなり早期の段階での発見であり、今井さんはその後、
- 補聴器の導入
- 手話教育
- 発語トレーニング
などに力を入れ、できる限りのサポートをしてきたといいます。
また、今井さんは息子の障害について一時期、誰にも打ち明けられなかったと告白しています。


しかし、2008年の「24時間テレビ」で自らの口で公表したことで、同じように障害を抱える子どもの親たちから大きな共感と励ましの声が寄せられました。



「障害を公表する」という選択は、批判も覚悟のうえ。それでも誰かの助けになればと声をあげた今井さんの勇気は、本物だったよね
今井絵理子の息子が自閉症と混同された背景
「聴覚障害」と「自閉症」は、まったく異なる診断名であり、医学的にも区別されています。
にもかかわらず、ネット上では「今井絵理子の息子=自閉症では?」という誤情報が拡散されてしまった背景には、いくつかの要因があると考えられます。


まず、自閉症(正式には自閉スペクトラム症=ASD)は、言葉の発達や対人関係、こだわり行動に特徴が見られる発達障害の一種です。


一方、聴覚障害は音が聞こえにくい・聞こえないという身体的な感覚の問題で、まったく別のカテゴリーの障害にあたります。


ただし、聴覚に障害がある子どもは、音声言語の習得が難しいため、会話のテンポや表情の読み取りがゆっくりになるケースが少なくありません。
この点が、自閉症のように「反応が薄い」「感情が見えづらい」と誤解されることに繋がってしまったのです。
また、礼夢くんが小さい頃に出演したテレビ番組では、あまり多くを話さず表情もおとなしめだったため、



コミュニケーションが苦手なのでは?
という印象を持った視聴者も一定数いたと考えられます。
しかし、今井絵理子氏はこれまで一度も「息子が自閉症である」と発言しておらず、公式に発表されているのは「高度感音性難聴」のみです。
噂だけが独り歩きしている現状には、情報の受け取り方や伝え方の課題が見えてきます。



自閉症っぽいと感じた印象だけでラベリングされてしまう現実。私たち自身も、無意識の偏見を見直す必要があるのかもしれないね
今井絵理子の息子・礼夢くんの現在


2004年10月生まれで、2025年には21歳。
幼少期に「高度感音性難聴」と診断され、音のない世界で生きることを余儀なくされましたが、そのハンディをものともせず、自らの夢を切り開いています。
礼夢くんが所属しているのは、プロレス団体「HEAT-UP」。
2020年12月にデビューし、デビュー戦には今井氏だけではなく、父親であるSHOGOさんも応援に駆けつけました。


身長166cm・体重67kgと体格は小柄ながら、抜群の運動神経と粘り強い精神力を武器にリングに立ち続けています。
聴覚障害があるため、試合中に音の指示を聞くことができず、動きを読む力や集中力が何倍も必要とされます。
それでも「自分の力で立ちたい」という信念を持ち、礼夢くんは日々トレーニングを重ねています。
今井さんもそんな息子の挑戦を全力で応援。



心配が尽きないけれど、夢を見つけてから息子は本当に変わった
と語っており、彼の成長を誇らしげに見守っています。



耳が聞こえなくても、闘える!多くの人に勇気を与えてることは間違いないね。
母・今井絵理子の支えと覚悟


シングルマザーとして息子を育ててきた今井絵理子氏。
歌手から政治家へと転身しながらも、礼夢くんの成長を支え続けてきたのには、母としての強い覚悟がありました。
礼夢くんの障害が判明した当初、今井氏はその現実を受け入れることができず、誰にも相談できずに一人で抱え込んでいたといいます。
しかし、時間をかけて息子と向き合う中で、



この子の人生を支え抜くのは私しかいない
と心に決めたそうです。
2008年には「24時間テレビ」で息子の障害を公表し、大きな反響を呼びました。
その決断には賛否両論もありましたが、同じ境遇で苦しむ親たちに「一人じゃない」と伝えたいという思いがあったと語っています。


今井さんのインスタグラムやブログには、日常の中で息子と過ごす様子が度々投稿されており、親子の絆の深さが垣間見えます。



母親という役割を、芸能人でもなく政治家でもなく、ひとりの人間としてまっすぐに貫いてきたんだね。
今井絵理子の息子と“自閉症”の噂Q&A集
今井絵理子さんの息子・礼夢くんについては、ネット上にさまざまな憶測が飛び交っています。
ここでは、「自閉症なの?」「今はどうしてるの?」といった、よくある疑問に答えていきます。
- 今井絵理子の息子は自閉症なの?
-
いいえ。公式に公表されているのは「高度感音性難聴」です。
自閉症の診断について本人や今井さんからの発言は一切ありません。 - どうして“自閉症”という噂が出たの?
-
聴覚障害による言葉の遅れや表情の控えめさが、自閉症と混同されたk能性があります。
また、ネットの誤解や印象だけで広まってしまったようです。 - 今井絵理子は息子をどう支えてきたの?
-
手話や補聴器、発語トレーニングなどあらゆる手段で支援し、2008年には息子の障害をテレビで公表。
「一人じゃない」と同じ境遇の母親たちを勇気づけました。 - 息子さんは今どうしてる?
-
プロレス団体「HEAT-UP」に所属し、プロレスラーとして活動中です。
2020年にデビューし、2021年には初勝利も収めています。 - 今井さんと息子の関係は?
-
とても良好です。
今井さんは政治活動と並行して、プロレスの試合にも駆けつけるなど、母親として今も変わらず応援し続けています。
こうした母子の強い絆こそが、礼夢くんのたくましい成長の原動力になっているのかもしれませんね。
まとめ
今井絵理子さんの息子・礼夢くんについてお伝えしました。
「自閉症では?」という噂が広まったことには、障害に対する知識不足やネット社会特有の誤解が背景にありました。
実際には「高度感音性難聴」という聴覚障害であり、彼はそのハンディと向き合いながら、プロレスラーとして前向きに生きています。
母・今井絵理子氏も、ひとりの親として揺るがぬ愛情で支え続けており、ふたりの姿は今、多くの人の心を動かしています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

