近年、「学歴ロンダリング」という言葉をよく耳にするようになりました。
この言葉が注目されるきっかけとなったのが、小泉進次郎氏の学歴です。
なぜ、これほど世間の注目を集めることになったのでしょうか。
今回は、この異例の経歴の真相に迫っていきます。

小泉進次郎は学歴ロンダリング?

小泉進次郎氏は実際にコロンビア大学院を修了しています。
しかし、その進学過程が特別待遇だったことから「学歴ロンダリング」と指摘されています。
学歴ロンダリングとは…
一般的に学部の偏差値が低い大学を卒業した後、名門大学の大学院へ進学し、最終学歴を高める行為
その理由は、進次郎氏の大学と大学院のギャップにあります。
進次郎氏が卒業した関東学院大学は、偏差値40前後のいわゆる「Fラン大学」と呼ばれる大学。
しかし、その後進学したのが、世界でもトップクラスの名門・コロンビア大学院でした。
この極端な学力差に、世間は首をかしげることになります。
そのため、小泉進次郎氏のように「Fラン大学から海外の名門大学院へ進学する」ことに対して批判的な声が上がりました。
それでは、なぜ進次郎氏は関東学院大学に進学のでしょうか。
続きをご覧ください。
小泉進次郎の学歴

まず、小泉進次郎氏の学歴からおさらいしていきます。
小泉進次郎氏の学歴は
小学校:関東学院六浦小学校
中学校:関東学院六浦中学校 (偏差値51)
高校:関東学院六浦高等学校 (偏差値54)
大学:関東学院大学 経済学部経営学科 (偏差値40前後)
大学院 :コロンビア大学大学院 政治学部 (偏差値80)
となります。
進次郎氏は小学校から関東学院の系列校に通っていました。
幼い頃から慣れ親しんだ環境で、エスカレーター式に進学してきたのです。
高校3年生の時には外部の大学を受験しましたが、残念ながら不合格。
そのため、関東学院大学に進むことを選択しました。
大学時代の進次郎氏は、決して真面目な学生ではなかったようです。
友人のノートを借りて単位を取得したり、サーフィンに熱中したりと、典型的な「遊ぶ大学生」だったとか。
成績も「平均的」だったと言われています。
ではなぜ、コロンビア大学院に入学できたのでしょうか。

偏差値が倍もある大学院に入れるものなのかな…
小泉進次郎はなぜコロンビア大学院に入れたのか


小泉進次郎氏がコロンビア大学院へ進学できた背景には、いくつかの要因が考えられます。
1、総理の息子という影響力
2、推薦状
3、条件付き入学
詳しくみていきましょう。
1、総理の息子という影響力


小泉進次郎氏が大学生の頃、父・小泉純一郎氏は日本の内閣総理大臣でした。
大学2年生の時、進次郎氏は父親に「跡を継ぎたい」と打ち明けます。
それを聞いた純一郎氏は



そうか、じゃあ勉強しないとな
とだけ答えたそうです。
このことが彼の進学に大きく影響した可能性があります。
2、推薦状の重要性


コロンビア大学への進学において、カギとなったのが「推薦状」です。
小泉進次郎氏は、コロンビア大学名誉教授であり、日本政治研究の第一人者であるジェラルド・カーティス氏の推薦を受けています。
その際、「総理大臣の息子で、将来は政治家になる可能性がある」という点が強調されたのです。
ジェラルド・カーティス氏と小泉純一郎氏は、以前からの知り合いでした。
カーティス氏にとって、研究対象であるということもあり、紹介状を引き受けてくれたのでしょう。
アメリカの大学院は、日本とは異なる評価基準を持っています。
点数や成績だけでなく、「将来性」を重視する傾向があるのです。


卒業生の活躍が大学の評価を高めるという考え方があるため、総理大臣の息子という肩書きは、確かに有利に働いたかもしれません。
ただし、これは決して珍しいことではありません。
アメリカの名門大学では、寄付金を納める代わりに入学を認める「レガシー入学」という制度が一般的です。
その寄付金は、優秀だが経済的に恵まれない学生の支援に使われるのです。
結果として、進次郎氏は大学院で優秀な成績を収めました。
3、条件付き入学の実態


当時の関東学院大学関係者によると、進次郎氏のTOEFLスコアは基準に達していなかったとされています。
しかし、コロンビア大学は「条件付き入学」という形で、一定期間内にTOEFLスコアを600点以上にすることを条件に入学を許可しました。
この600点というのは、英検1級レベルの高得点です。
この「特別待遇」は、一般的な学生には滅多に与えられない例外的な措置であったといわれています。
進次郎氏は1年間、必死に英語を勉強しました。
朝食前から勉強を始め、自炊の時間も無駄にしないよう、カレーライスやチキンスープばかり作っていたとか。
睡眠時間は3時間程度だったそうです。
そして、見事に条件をクリアし、正式入学を果たしました。
このように見ていくと、進次郎氏の「学歴ロンダリング」は、単純な裏口入学とは異なることが分かります。確かに特別な配慮はありましたが、その後の努力は本物だったのです。



アメリカの大学院は将来性も重視されてたんだね
小泉進次郎の学歴は問題なのか


小泉進次郎氏は、コロンビア大学での学業を真剣に取り組み、修士号を取得しています。
恩師であるカーティス教授も、



彼は成績も良かったし、一生懸命勉強した
と評価しています。
政治家にとって重要なのは学歴よりも「実績」です。
しかし、小泉進次郎氏は環境大臣時代、「ポエムのような発言」が目立ち、政策面での具体性に欠けるとの批判もあります。
進次郎氏の発言は、しばしば「迷言」として取り上げられます。
- 「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている」
- 「プラスチックの原料って石油なんですよ。意外にこれ知られてないんです」
- 「毎日でも食べたいということは、毎日でも食べているというわけではない」
- 「政治に無関心であることは、政治に無関心のままでいられる」
- 「約束は守るためにありますから、約束を守るために全力を尽くします」
このような発言が続くと、「彼は本当に頭が良いのか?」と疑問を抱く人が増えるのも仕方がないのかもしれません。
しかし、コロンビア大学で得た学びや人脈は、現在の進次郎氏の活動に影響を与えていることは間違いありません。



進次郎構文は面白いんだけどね!
政治家ということを忘れないでほしいね。
まとめ
小泉進次郎氏の学歴ロンダリングについてお伝えしました。
学歴ロンダリング:関東学院大学からコロンビア大学院への進学は学歴ロンダリングの典型例と言え
る。
コネ入学の可能性:総理の息子という影響は大きく、通常のルートでは難しかったかもしれない。
努力もあった:条件付き入学とはいえ、彼は実際に修士号を取得しており、一定の努力をしたことは間違いない。
学歴より実績が重要:進次郎氏は政治家としての実績を今後どう積み上げるかが、彼の本当の評価につながる。
日本では「学歴」が強く意識される社会であるため、小泉進次郎氏の「学歴ロンダリング」疑惑が取り沙汰されるのは無理もありません。
しかし、最終的に重要なのは、彼が政治家としてどのような成果を上げるかです。
学歴ではなく、今後の行動で評価される政治家になれるかどうかが、進次郎氏の本当の試練と言えるでしょう。
小泉進次郎氏の学歴をめぐる議論は、日本の教育や評価システムについて考えさせられる、興味深いケースと言えそうですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。



