国民民主党の代表として存在感を増す玉木雄一郎氏。
その政策力やリーダーシップに注目が集まる一方で、「実家はどんな家系?」「大平正芳と親戚って本当?」といった家族や血筋に関する関心も高まっています。
特に玉木氏は農業と獣医師にルーツを持つ家庭で育っています。
この記事では、そんな玉木雄一郎氏の家系図と実家のルーツについて、分かりやすく解説していきます。

玉木雄一郎の家系図

玉木雄一郎氏の家系図を見てみると、政治家・農業関係者・獣医師・実業家と多彩な職業が並びます。
氏名 | 続柄 | 職業・役職 |
---|---|---|
玉木鹿太郎 | 祖父 | 元・長尾町議会議員 元・農協組合長 |
玉木一将 | 父 | 獣医師、JA香川県で養鶏養豚課長などを歴任 |
玉木秀樹 | 弟(次男) | 起業家(仮想通貨関連で話題) |
玉木栄三郎 | 弟(三男) | 獣医師/エンジニア(鎌倉動物病院・IT企業運営) |
恵理 | 妻 | 政治活動を支援する専業主婦 後援会主催者 |
息子 | 長男 | 1999年生まれ |
この家系を見ると、地域密着型の職業に従事している人が多くいます。
玉木氏の「国民の暮らしを第一に考える」姿勢が、自然と家庭環境から育まれたことがわかりますね。
特に父親と祖父の存在は、玉木氏の政策の柱である「地方創生」や「農業支援」の根底を支えているようです。
玉木雄一郎は農業と獣医師の家系に育った政治家

玉木雄一郎氏の実家は、香川県さぬき市寒川町にあります。
もともとは農業を営む一家であり、父・玉木一将さんは獣医師として地域に根を張りつつ、兼業農家としても農作業に従事していました。
玉木氏は幼い頃から父の背中を見て育ち、自らも田植えや肥料まきなどを手伝っていました。

この土にまみれる原体験が、後の農業支援政策や地方創生への熱意に繋がっているのは間違いありません。

地方の農家に育ったというバックグラウンドがあるからこそ、都会育ちの政治家とは一線を画す、現場感覚の原点がありますね。
祖父・玉木鹿太郎


父・一将さんの上の世代、つまり玉木氏の祖父にあたるのが玉木鹿太郎(しかたろう)氏です。
鹿太郎氏は、かつての香川県長尾町(現さぬき市)にて町議会議員や大川農業協同組合(農協)組合長を歴任した人物です。
地域の農業支援や集落のインフラ整備に尽力し、戦後復興期の地元の顔として厚い信頼を集めていたそうです。
玉木雄一郎氏は、祖父のように「地に足のついた政治」を貫く姿勢を、代々受け継いできたのかもしれません。



祖父の農村政治家としての生き方が、玉木氏の「庶民目線」の政策に通底していると分析する政治記者もいるよ!
父・玉木一将


玉木雄一郎氏の父親・玉木一将(かずまさ)さんです。
香川県で長年獣医師として働きながら、JA香川県(香川県経済農業協同組合連合会)で畜産分野の中核を担っていました。
養鶏・養豚課長や畜産事業次長を歴任し、退職後は香川県獣医師会の副会長も務めています。
また、自宅周辺では兼業農家としても農作業を続け、まさに地域に根ざした医師兼農業者という存在でした。
玉木氏が「協力と共生の精神を父から学んだ」と繰り返し語る背景には、一将さんのこのような生き方があるのです。



一将さんは決して表舞台に立つタイプではないものの、地域住民から「堅実で真面目」と評されていた人物です。こうした地味ながら確かな信頼こそが、玉木家の政治的な土台となってきたのかもしれませんね。
玉木雄一郎の兄弟
玉木雄一郎氏の実家は、兄弟全員がそれぞれ異なる道を歩んでおり、家系の多様性を感じさせます。
長男:雄一郎(政治家)
次男:秀樹 (起業家)
三男:栄三郎(獣医師・IT企業経営者)
次男・秀樹さんと三男・栄三郎さんは、どちらも実業界での挑戦を続けてきた人物です。
それでは、詳しく見ていきましょう。
次男は秀樹で起業家


玉木雄一郎氏の次男・玉木秀樹さんは、かつて仮想通貨ビジネスで話題となった起業家です。
「キングスコイン」という仮想通貨を手がける企業でCEOを務め、イベントやブロックチェーン領域で注目を集めました。
しかし、キングスコインは上場後に大暴落し、「詐欺コイン」としてメディアにも取り上げられる騒動へと発展。
その後、ドバイなど海外事業に関わる中で資金持ち逃げ疑惑も報じられ、投資家とのトラブルが続出しました。
玉木雄一郎氏の事務所は一貫して



政治活動とは無関係!
との姿勢を取り、私的問題として距離を置いています。



弟のトラブルによりメディアの注目を浴びた玉木氏ですが、政治家として「家族と政治を切り離す姿勢」を貫いた対応には一定の評価も見られます。冷静な距離感が、逆に信頼感を高めた一因とも言えるでしょう。
三男は獣医師&IT企業経営者として活躍


三男・玉木栄三郎さんは、獣医師としての資格を持ちながら、企業経営にも携わる多才な人物です。
鎌倉市内で「鎌倉動物病院」の院長を務めていましたが、現在は病院を一時的に休診中。
一方で、IT関連企業の経営にも関わっており、東証マザーズに上場したイーキャッシュ社の社長として活動していた経歴があります。
獣医師と起業家という二足のわらじを履き、動物医療とテクノロジーの融合を模索してきた点でもユニークな経歴と言えるでしょう。



多彩な家系構成は、玉木家の教育方針や知的環境の豊かさを物語っていますね。
玉木雄一郎の母や祖母
玉木雄一郎氏の母親と祖母もまた、政治活動の影には欠かせない存在です。
母親は1946年生まれで、農家の妻として家庭を支えながら、介護施設など地域福祉にも関わっていた人物。


また、母方の祖母である細川弥枝子さんは、なんと1922年生まれで2024年時点で102歳。
農作業を続けながら地域の長寿表彰を受けたこともあり、地元では“ばあちゃん先生のような存在として親しまれてきました。
彼女たちが築いた「地元に根差した暮らし」が、玉木氏の政治哲学の根幹を成していることは間違いありません。



表に出ることの少ない“家族の女性たち”ですが、地元での支えがあったからこそ玉木氏は政治に専念できたのかもしれませんね。
【家系図】玉木雄一郎と元首相・大平正芳は遠戚


玉木雄一郎氏の名前がメディアに登場するたびに、「大平正芳と親戚って本当?」「どのくらい近い関係?」といった声がSNSなどで飛び交います。


このポストのように実際に玉木氏は“大平元首相の遠戚”であることを公表していますが、世間で想像されているよりも血縁関係は希薄です。
ここでは、家系図をもとに、その「本当のつながり」を分かりやすく解説していきます。
実際の家系図で見る遠縁の関係性
では、実際に玉木氏と大平家とのつながりはどうなっているのでしょうか?


家系図をベースに紐解くと、次のような複雑な遠縁関係が判明しています。
❶ 玉木雄一郎氏の父・一将さんの姉(叔母)が邊見家に嫁いでいる
❷ その邊見家の親族に、大平正芳の次男の妻の妹(三女)が嫁いでいる
❶ 玉木雄一郎氏の父・一将さんの姉(叔母)が邊見家に嫁いでいる


❷ その邊見家の親族に、大平正芳の次男の妻の妹(三女)が嫁いでいる


つまり、「玉木氏の伯母の嫁ぎ先の一族」と「大平家の嫁ぎ先の一族」がつながっている、というかなり間接的な関係です。
これを玉木氏から大平氏までを言葉で表すと
玉木雄一郎の叔母の旦那の兄弟の奥さんの姉の旦那の父親
ということになります。
耳で聞いただけでは、理解不能なくらいですね
血縁関係で言えば、ほとんど“他人に近い”と言える距離感ではあります。



遠戚になるの?って意見もありますが、筆者的にはただの他人です…
誤解された親戚説の経緯と訂正
もともと玉木氏は、自らのX(旧Twitter)で「大平正芳元首相とは遠戚にあたる」と語っており、その後も公の場でこの縁に言及してきました。
しかし、2020年6月12日の投稿で「妻を通じた関係ではなく、私自身が遠戚」と訂正する場面もあり、かつて一部で混乱が生じたのは事実です。


さらに2024年11月の報道では、「家系図の中での位置があまりにも遠く、血縁関係と言えるのか疑わしい」との指摘もありました。
この点について、玉木氏の事務所は「遠縁ではあるが詳細は把握していない」と回答しており、関係は象徴的な意味合いが強いようです。
大平家との関係がもたらした選挙支援の現実


親戚関係の程度にかかわらず、大平家からの支援は玉木雄一郎氏の政治キャリアにおいて極めて重要な役割を果たしてきました。
2005年の初出馬で落選した玉木氏は、再挑戦に向けて大平正芳元首相の長女・芳子さんを訪ね、協力を仰いだといいます。


その結果、芳子さんの娘である渡辺満子さんが玉木氏の公設秘書として就任し、2009年の初当選を後押ししました。
渡辺さんはテレビプロデューサーとしての経歴もあり、選挙活動では「玉木雄一郎こそが祖父・大平の理念を受け継ぐ存在」と語り、地元有権者への訴求力を強める要因となりました。



選挙支援に入ったのはほぼ他人である大平家の血を引く孫娘。この繋がりが、玉木氏の基盤を固めたのは間違いありませんね。
玉木雄一郎と大平正芳の関係にまつわるQ&A集
検索で多く見られる疑問を、Q&A形式でわかりやすく整理しました。
家系図を見ただけではわかりにくい“本当の関係性”や、“なぜ話題になるのか”といった視点まで押さえています。
- 玉木雄一郎と大平正芳は本当に親戚なの?
-
はい、玉木雄一郎氏自身が「遠戚」と公言していますが、血縁としてはかなり遠い間接的な関係です。
玉木氏の父・一将さんの姉が邊見家に嫁ぎ、その邊見家と大平家がつながっている形です。 - 血縁ではないのに、なぜ“大平の精神を受け継ぐ”とまで言われるの?
-
2009年、玉木氏の初当選時に大平正芳の孫娘・渡辺満子さんが公設秘書に就任し、地元で「大平の精神を受け継ぐ人」として積極的に支援しました。
この経緯から、政治理念や選挙活動のスタイルに“大平イズム”を見出す人が多いのです。 - 家系図で見ると、どのくらい遠い親戚なの?
-
図解すると、**玉木氏の父の姉の嫁ぎ先(邊見家)**と、**大平氏の次男の妻の妹(三女)**がつながっており、玉木氏と大平氏の間に直接の血のつながりはありません。
ただし「姻戚関係にある家同士の間接的な縁」として、政治的にも一定の意味を持ってきました。 - 大平家とのつながりは、玉木氏の当選に影響した?
-
大いにあります。
2005年の落選後、大平家に支援を依頼し、渡辺満子さん(孫娘)が2009年から公設秘書に就任。
大平元首相の“孫”が支える候補者として、香川県での支持基盤拡大に成功しました。 - 玉木雄一郎の妻や息子は“大平家”と何か関係あるの?
-
直接的な関係はありません。
「妻が大平の親戚では?」という説もありましたが、玉木氏本人が「大平との関係は私自身の遠戚」と訂正済みです。
妻・恵理さんはハーバード大学で結婚式を挙げた才女で、政治活動を全面的に支えています。
まとめ
玉木雄一郎氏と大平正芳元首相の関係についてお伝えしました。
2人は家系図上では遠い姻戚関係にあります。
血縁こそ薄いものの、孫娘・渡辺満子さんが公設秘書を務めるなど、大平家との実務的なつながりは深く、政治的にも影響を受けてきました。
玉木氏の地元密着型の政治姿勢や、家族ぐるみの支援体制もまた、地に足のついた政治家としての信頼を形づくる土台となっています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。




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