兵庫県議会議員の増山誠氏。
2024年の百条委員会での発言をきっかけに「吊し上げ」という言葉とともに大きな注目を集めました。
彼の発言が元西播磨県民局長の自死に関係しているのではないかと報じられ、SNSでも賛否が分かれています。
しかし、その後の調査で新たな事実が判明し、当初の報道とは異なる視点が浮かび上がりました。
本記事では、この騒動の経緯と真相を詳しく解説していきます。

増山誠とは?

名前:増山誠(ますやま まこと)
生年月日:1978年6月9日
出身地:神奈川県横浜市
現職:兵庫県議会議員
家族構成:妻・子供4人(長男、長女、次男、次女)
趣味:ゴルフ、スポーツ観戦、eスポーツ、剣道、干し柿づくり
早稲田大学政治経済学部を卒業後、SMBC日興証券に入社し、金融業界でキャリアをスタートさせました。
その後、独立してITシステム関連会社「インタラクティブ株式会社」を設立。
さらに、親子向けレストランチェーン「夙川マール」も手がけるなど、経営者としても手腕を発揮しました。
2019年、地域活性化と子育て支援を掲げて兵庫県議会議員選挙に出馬し、見事当選。
西宮市選出の議員として、行政改革や子育て支援の充実に力を注いでいます。
4人の子どもを持つイクメンパパとしても知られ、実体験を活かした政策立案が評価されています。
増山誠の「吊し上げ」問題とは何か?

増山氏について調べると、「吊し上げ」というキーワードが上がってきます。
問題の発端は、斎藤元彦兵庫県知事に関する内部告発をめぐる百条委員会でのやり取りでした。
百条委員会とは…
地方議会が特定の問題を調査するための「最終兵器」とも言える委員会
証人喚問ができ、偽証には罰則もある
この委員会で増山氏が元西播磨県民局長を「吊し上げた」という疑惑が浮上しました。
ここで、増山氏が元西播磨県民局長に対し、公用パソコンの中身を開示するよう強く求めたことが問題視されました。
その後、元局長が自ら命を絶ったことで、増山氏の発言や行動が「吊し上げではないか」と多くのメディアが報じ、増山氏が悪者のように伝えられた。

SNSでも、めちゃくちゃ批判されてたね
真相はどうだったのか


しかし、事態は思わぬ方向へ展開しました。
その後の調査で、元局長の公用パソコンには業務とは無関係な個人的なデータが含まれていたことが判明します。
NHKから国民を守る党の立花孝志氏がこの件について情報提供を受け告発し、元局長が公用パソコンを私的に利用していた事実が明らかになりました。
そして、新たな視点が浮上しました。
- パソコンには私的なやり取りや写真が保存されていた
- 一部報道は「知事へのパワハラ」として報じたが、事実と異なる部分もあった
- 増山氏の発言と元局長の自死を直接結びつける証拠はない
この事実により、増山議員の追及は「吊し上げ」ではなく、真実を明らかにするための行動だったことが示された。
しかし、報道の影響で「吊し上げをした議員」というイメージは強く残ってしまいました。



メディアやSNSの影響って多いよね
情報漏洩問題の発覚


さらに、増山氏をめぐる新たな問題が発覚しました。
それは、百条委員会の証人尋問の音声データが外部に漏洩したことです。
増山氏を含む関係者が百条委員会の非公開情報を立花孝志氏に提供していたことが発覚。
立花氏に情報を提供したことを認め、



県民の知る権利のために公開すべき
と主張しました。
増山氏は立花氏にLINEで情報提供を行っていたことが明らかになり、2025年2月20日に百条委員会を辞職。
さらに2月23日には日本維新の会からの離党を表明しました。
この件についても世論は二分されました。
増山誠に対する評価は二分


増山氏の行動に対する世間の評価は真っ二つに分かれています。
① 批判する声
- 百条委員会の秘密情報を漏洩したのはルール違反
- 元局長を追い詰めたことは事実
- 政治家としての責任を取るべき
- 逮捕されるべき
- 罪を犯したら逮捕を受け入れるのは当たり前
② 支持する声
- 正義のために戦った唯一の議員
- 県民のために情報公開をしただけ
- オールドメディアの報道に踊らされるべきではない
- 百条委唯一正義の県議



吉村洋文氏は「骨のあるやつ」「腹を座っている」と評価していたよ!
「黒幕文書」問題も浮上


この問題はさらに複雑化しました。
「黒幕文書」と呼ばれる怪しげな文書が選挙直前にリークされたのだ。
立花孝志氏がSNSでこの文書を公開したことで、公務員が誹謗中傷を受ける事態に発展。
増山氏がこのリークに関与していた疑惑も浮上しています。
知事選はスキャンダル合戦に発展し、政策論争ではなく「誰が裏切り者か」という泥仕合になってしまいました。
この騒動の背景には、兵庫県の政治の旧体制と維新の改革派の対立があります。
維新の会は「既得権益の打破」を掲げて兵庫県政に参戦しました。
しかし増山氏の行動が「維新のブラックボックス化」につながる懸念も指摘されています。



政治の主導権争いがここまで来るとはね…
増山誠の現在


増山議氏は百条委員会を2月20日に辞職。
「逮捕されるなら受け入れる」と覚悟を表明していました。
議員辞職は拒否し、自身の行動は県民のためだったと主張し続けています。
現在は日本維新の会を離党したものの、県議としての活動は継続中。
この問題の決着はまだついていません。
まとめ
増山誠氏をめぐる「吊し上げ」問題は単純な善悪では語れない複雑な政治問題です。
真実追求のための行動が「吊し上げ」と呼ばれたり、秘密情報のリークが「県民の知る権利」のためと正当化されたり…
政治の世界では何が正義で何が悪なのか、判断が難しい場面が多いです。
増山氏の行動は批判と称賛の両方を受けているが、その真意は本人のみぞ知るところだろう。
「県民のための政治」を掲げてきた増山氏ですが、その信念がどこまで貫かれるのか、今後の動向に注目したいところですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。



