千葉県知事として活躍する熊谷俊人氏。
若くして政界に入り、数々の実績を残してきました。
高い学歴と幅広い経験、そして市長時代から取り組んできた改革の成果は、多くの人から支持される理由となっています。
本記事では、熊谷俊人氏の学歴や経歴についてまとめていきます。

熊谷俊人のプロフィール

氏名:熊谷 俊人 (くまがい としひと)
生年月日:1978年2月18日
出身地:奈良県天理市
身長:181cm
前職:千葉市長
趣味・特技:登山 ・詩吟 ・歴史研究
熊谷俊人氏は1978年2月18日生まれ、奈良県天理市出身の政治家です。
身長181cmと高身長で、趣味は登山、詩吟、歴史。
白陵高校から早稲田大学政治経済学部を卒業後、NTTコミュニケーションズに入社。
2007年に29歳で千葉市議会議員に初当選し、2009年には31歳で千葉市長に就任。
3期12年務めた市長時代は財政改革や待機児童ゼロの実現など数々の実績を残し「有能」と評価されました。
2021年には千葉県知事選で過去最多の約141万票を獲得して当選。
妻と子供2人の4人家族で、SNSを活用した積極的な情報発信も特徴です。
熊谷俊人の学歴

熊谷俊人氏の学歴は
小学校:浦安市立見明川小学校(途中で神戸の小学校へ転校)
中学校:白陵中学校
高校:白陵高等学校
大学:早稲田大学政治経済学部経済学科
となっています。
幼少期は父親の転勤に伴い、堺市や浦安市などで過ごしました。
浦安市では見明川幼稚園、見明川小学校に通っていたそうです。
その後、小学生の途中で神戸に転校をしています。
しかし、転校先の小学校については明らかにされていません。
それでは、詳しく見ていきましょう。
私立白陵中学・高校

中学・高校時代は名門の白陵中学・高校で学びました。
白陵高校は兵庫県高砂市にある偏差値73の難関校として知られています。

なんでも勉強は得意なのかと思いきや、意外と理数系は苦手のようですね。
高校2年生の時、阪神・淡路大震災を経験したことが熊谷氏の人生を変えました。
同じ程度の揺れでも地域により被害の差があることを目の当たりにしたのです。
被災者の生活再建や街の復興過程を見たことがきっかけで、地方政治への関心が高まりました。
早稲田大学政治経済学部経済学科

大学は早稲田大学政治経済学部経済学科に進学しました。
政治経済学部の偏差値は70と高く、橋下徹氏や野田佳彦氏も卒業生です。
興味深いことに、大学時代はあまり授業に出席していなかったとのこと。
代わりにプログラミングを学び、歴史愛好のサイトを立ち上げていました。
そのサイトは海外でも話題になるほどの充実した内容だったそうです。
大学生の頃から政治への関心が強く、東京都議会の傍聴にも通っていました。

このように早くから公共サービスへの関心を持っていたことが伺えます。
かなり優秀な学生生活を送っていたことが想像できますね。
こうした学歴の背景には「努力家」としての一面があったと言えるでしょう。
後の政治家としての活躍を支える基盤がこの時期に形成されたのかもしれません。
この頃から情報発信の力を理解し、のちにSNSを駆使した政治活動につながる基盤を築いたと考えられます。

大学時代から情報発信に力を入れていて、SNSを使った政治活動に繋がったんだろうね。
熊谷俊人の経歴
熊谷俊人氏の経歴は
2001年:NTTコミュニケーションズ株式会社入社
2006年:NPO法人政策学校「一新塾」第18期生として入塾
2006年:千葉市議会議員選挙の候補者公募に合格
2007年4月8日:千葉市議会議員選挙でトップ当選
2009年6月:千葉市長に初当選
2013年6月:千葉市長に2期目当選
2014年:ワールド・メイヤー(世界市長賞)にノミネート
2017年6月:千葉市長に3期目当選
2021年3月21日:千葉県知事選挙で初当選
となっています。
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
NTTコミュニケーションズに入社


大学卒業後の2001年、熊谷氏はNTTコミュニケーションズに入社しました。
この会社で後に妻となる女性(同僚)と出会うことになります。
2006年、職場の上司の紹介で千葉1区選挙区の衆議院議員・田嶋要氏と出会ったのです。
この出会いをきっかけに、民主党の候補者公募に応募しました。
同年、NPO法人政策学校「一新塾」の第18期生として入塾します。
そして千葉市議会議員選挙の候補者公募にも合格しました。
千葉市議会議員


2007年4月8日、29歳の若さで千葉市議会議員選挙に初出馬します。
稲毛区選挙区から立候補し、8,507票を獲得してトップ当選を果たしました。
これが熊谷氏の政治家としての第一歩となりました。
千葉市長


2009年、さらに大きな挑戦として千葉市長選に出馬します。
31歳5ヶ月という若さで当選し、政令指定都市の市長としては最年少記録でした。
2013年、2017年と連続して再選され、3期12年にわたり千葉市長を務めました。
2014年には「ワールド・メイヤー」(世界市長賞)にノミネートされています。
ワールド・メイヤーとは…
「世界最高市長」を決めるもので、橋下徹氏や石原慎太郎氏もノミネート経験があります
2020年9月、熊谷氏は千葉県知事選への出馬検討を表明しました。
同年11月2日に正式に出馬を表明し、準備を進めます。
千葉県知事


2021年3月21日の千葉県知事選挙では、過去最多となる140万9,496票を獲得。
次点候補に100万票以上の差をつけるという圧倒的な勝利でした。
これにより、市長から知事へとステップアップを果たしました。



近い将来、国政でも活躍しそうだね
熊谷俊人が「有能」と評される市長時代の実績


熊谷俊人氏の政治手腕は、市長時代に発揮されました。
そのため、世間では「有能」と評されています。
熊谷氏の市長時代の実績はこちらです。
① 市債残高(借金)の3割削減
② 待機児童ゼロの実現
③ コロナ対策の迅速な対応
④ 幕張新都心の活性化
① 市債残高(借金)の3割削減


熊谷氏が「有能」と評価される最大の理由の一つが、財政改革です。
千葉市長時代、市債残高(借金)を8年間で600億円以上削減しました。
将来負担比率を306.4%から208.7%へと減少させています。
これにより、政令市ワースト1位という不名誉な状況から脱却できました。
また、職員の人件費削減も行い、市長自らが月額給与を30%以上カットしています。
コストカットだけでなく、教育や子育て分野への投資も拡大しました。
これは未来への投資として重要視されたからです。
バランスの取れた財政運営が評価された要因と言えるでしょう。
② 待機児童ゼロの実現


子育て支援の面でも大きな成果を上げています。
2010年にこども未来局を新設し、各区に子育てコンシェルジュを配置しました。
保育施設の拡充や保育士への補助・手当の拡充にも取り組みました。
その結果、保育所の入所児童数を約5,000人増加させることに成功しています。
2014年~2015年には、首都圏政令市で初の2年連続待機児童ゼロを達成しました。
③ コロナ対策の迅速な対応


熊谷氏はコロナウイルス対策においても先手を打った対応が評価されています。
小中学校や特別支援学級の教室に加湿器を設置するなどの対策を講じました。
飲食店でのコロナ対策費用の補助や、市役所職員のテレワーク推進も行いました。
迅速かつ効果的な対応が市民の安全を守ることにつながりました。
これらの対策は他の自治体のモデルケースとしても注目されました。
④ 幕張新都心の活性化


都市開発や観光振興の分野でも成果を上げています。
2016年1月には「近未来技術実証特区」として国家戦略特区に指定されました。
グローバルMICE強化都市として、外国人宿泊者数を就任前の3倍以上に増やしました。
幕張新都心の活性化に取り組み、年間来訪者を2,200万人から4,820万人へと倍増させました。
このように、千葉市の国際的な魅力を高める取り組みも積極的に行いました。



市民目線の政策がいいよね
まとめ
熊谷俊人氏の学歴・経歴についてお伝えしました。
熊谷氏は難関校を卒業した優秀な学歴の持ち主であり、若くして政界に入り。
31歳という若さで千葉市長に就任しました。
市長時代は財政改革や待機児童問題の解決、先進的なコロナ対策など数々の実績を残し、「有能」と評価されてきました。
SNSを活用した積極的な情報発信や市民との対話を重視する姿勢も特徴的です。
千葉県知事となった現在も、その手腕は多くの県民から期待されています。
子育て世代の知事として、今後どのような県政を展開していくのか、注目されるところです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。



