これまで数多くの教育現場で活躍してきた乙武洋匡氏。
公立小学校の教員時代には多くの苦労を経験するも、自分の信念を貫き通す精神力の強さも魅力です。
この記事では、乙武氏の学歴や経歴について調査していきます。
乙武洋匡の学歴
乙武氏の学歴は以下のとおりです。
小学校：東京都世田谷区立用賀小学校
中学校：東京都世田谷区立用賀中学校
高校：東京都立戸山高等学校
大学：早稲田大学・明星大学
それでは、詳しく見ていきましょう。
世田谷区立用賀小学校
乙武洋匡氏は1989年に世田谷区立用賀小学校を卒業しています。
両親と3人暮らしの乙武氏は、生まれつき先天性四肢欠損症の障害を負っています。
小学校の頃は友達の家でゲームをしたり、外に出てサッカーや野球をしていた少年でした。
障害があっても活発に遊んでいるところも、乙武洋匡さんの強さを感じます。
乙武洋匡氏は周囲の環境に恵まれていたこともあり、障害をあまり辛く感じることはなかったそうです。
世田谷区立用賀中学校
乙武洋匡氏は1992年に世田谷区立用賀中学校を卒業しています。
用賀中学校はスポーツが盛んな学校で、サッカー都大会で過去に3連覇を達成しています。
世田谷区立用賀中学校時代の乙武洋匡さんは、バスケットボール部に所属していました。
バスケットボール部で試合に出場経験もあり、多くの事を諦めず学生時代を過ごしています。
「乙武洋匡さんがバスケ部！？」とも思いがちですが、スポーツを楽しむ姿が印象的ですね。
東京都立戸山高等学校
乙武氏は1995年に東京都立戸山高等学校を卒業しています。
戸山高校は都立高校の中でも2番目に歴史ある伝統校で、偏差値71の進学校として知られています。
高校時代はアメフト部のマネージャーとして活躍し、チームの都大会優勝に大きく貢献しました。
寝る間も惜しみ相手チームの攻撃をデータ化し、徹底的に分析しチームが勝てるよう作戦を立てています。
本当にスポーツが好きな乙武洋匡さんだからこそ、チームの勝利のために分析した結果ですね。
高校3年の時には映画制作にも没頭したことで、大学入試に失敗し一浪しています。
早稲田大学
乙武洋匡氏は2000年に早稲田大学・政治経済学部を卒業しています。
1年間の浪人生活を経て早稲田大学へ進学し、在学中は「ゴミのリサイクル活動」に取り組んでいました。
その活動がきっかけとなり、「力を貸してほしい」と声をかけられ、地域のバリアフリー整備にも尽力。
やがてその姿勢がメディアに注目され、自身のドキュメンタリー執筆を依頼されることになります。
そして大学3年時に出版した『五体不満足』は、600万部を超える大ベストセラーとなりました。
「時の人」として一躍脚光を浴び、社会的にも大きな注目を集める存在に。
大学卒業を目前に控えた2000年2月には、「都民文化栄誉賞」を受賞しています。
乙武洋匡の経歴
乙武氏の経歴は、以下のとおりです。
2000年：スポーツライターとして雑誌「Number」で連載スタート
2005年：新宿区の非常勤職員として「こどもの生き方パートナー」に就任
2010年：「まちの保育園」「町のこども園」の経営に参画
2013年：東京都教育委員に就任
2014年：ボランティア団体・グリーンバード新宿を発足・代表に就任
2022年：義足プロジェクト「OTOTAKE PROJECT」国立競技場で117mの歩行を達成
大学卒業後
乙武洋匡さんは早稲田大学卒業後、７年間スポーツライターとして活躍していました。
「スポーツの素晴らしさを伝えたい」との思いから、様々な分野のスポーツ選手を取材しています。
大学4年の時にテレビ番組でキャスターも経験し、子供の頃から大好きだったスポーツを伝えてきました。
乙武洋匡さんだからこその視点でのインタビューも魅力で、選手の新たな一面が引き出されました。
スポーツライターとして仕事が軌道に乗ったとき、「自分は何をしたいのか」自問自答します。
考えた末「少年犯罪の多発」に強い関心を持ち、教育現場で働くことを決意します。
杉並区立杉並第四小学校教員
スポーツライターとして活躍後は、東京都新宿区教育委員会の非常勤職員として教育活動を開始します。
教員免許取得のため明星大学の教育通信課程に進み、小学校経論二種免許を取得しています。
仕事を続けながら大学の試験勉強との両立を成し遂げ、2007年に杉並区立杉並第四小学校教員となります。
教員として価値観と教訓を子供に伝え、自身ができないことは子供達の支援を受け相互支援を育んでいます。
相互支援の精神を育むことは本当に大切なことですし、小学生から奉仕の精神を養うことは重要ですね。
2010年までの3年間を教員として過ごした中で、軋轢もありながら信念を貫き教員として職を全うしました。
教員退職後
教員退職後は保育園を営む「ナチュラルスマイルジャパン株式会社」の取締役に就任します。
2011年4月に「まちの保育園」を開設し、親と子だけでなく地域も一緒に子供を育てるがコンセプトです。
自身初となる小説「だいじょうぶ3組」を出版し、続編小説「ありがとう3組」も刊行されます。
「だいじょうぶ3組」は映画化され大ヒットし、乙武洋匡さん自身も映画に出演しています。
また政治活動にも積極的に参加していますし、作家・タレント・教育家など活躍は多岐にわたります。
乙武洋匡の大学時代についてよくあるQ&A集
乙武洋匡氏の大学生活は、彼の人生を大きく変える転機となりました。
ここでは、大学時代に関するよくある疑問や気になるエピソードについて、Q&A形式でまとめていきます。
まとめ
今回は乙武洋匡の生い立ちや経歴は？学歴が超エリートでやばい！？についてお伝えしました。
作家やタレントなど幅広い分野で活動し、教育改革についても精力的に活動されています。
今後も乙武洋匡さんの突破力で活躍を期待したいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
